サッポロ WHITE BELGを飲む
サッポロのホワイトベルグを飲む。
この商品、通販サイトでの評価が高かったので、まとめ買いした物。24本を2ケース、計48本を購入した。
「フルーティー」「爽やか」などのフレーズが商品に記載されているが、それは当て嵌まらないな、という印象を受けた。
まず、「フルーティー」でない。含有されているコリアンダーシード、つまりパクチーの香りはエスニックでスパイシーな印象だ。
それに香りのせいか、「爽やか」というよりは密教の祭典で振る舞われる酒のような「いけないもの感」をどうしても感じてしまう。
この商品は、文字のキャッチコピーを鵜呑みにしてはいけないと思う。この味を「爽やかでフルーティー」のカテゴリに押し込むのは私の味覚嗅覚の素養からすると、ありえない。
それよりも良く出来ているなと関心したのは、パッケージデザインの方だ。
舌を出している動物はどうやら「酒を煽っているライオン」らしい。うん。何だかそんな感じがする。そして、商品のメインカラーであるエメラルドのような深い緑。これもまた味にぴったりのカラーだ。
この商品の購入を検討している方は是非、タレコミや売り文句でなく、見た目で判断して欲しい。酒飲みは、酒を買うときその酒を飲む情景を想像するものだと思う。その情景にこのパッケージは溶け込んでいるか、相容れているか、それが肝心だ。
キャッチコピーを鵜呑みにした私は、少し後悔している。想定していた面持ちでこのビールは飲めないかったからだ。
しかし、不味い訳ではない。このビールを飲むときの自身のスタンスを変えれば充分に楽しめる。仕事終わりの我が家ではなく、異国のバカンス気分で残り40本ほどあるホワイトベルグを楽しみたいと思う。