暑い一日が終わった
いやはや、今日は暑かった。
私のいた地域では最高気温34度だったそうだ。
日中はチノパンに汗の染みができる程にダラダラ発汗しつつ、仕事をした。
帰り、18時過ぎにも関わらず橋梁に設置されている温度計は30度を指していた。
「うだるような」とは、こういう暑さのしつこさをニュアンスとして含んでいる気がする。
暑いというのは、嫌いではない。
でも、暑い中仕事をするのは嫌いだ。
人生を賭ける程の情熱でこんな暑さなどものともせず仕事に打ち込む人も中にはいるんだろうなと、渋滞にはまりながら思った。
私は残念ながらそちら側ではない。
人並みに暮らしたいからなんとなく働いているだけだ。
車の中でレッドラムのCDを流していた。
15年前、まだ高校生だった頃よく聴いていたバンドだ。
あの頃、一番なりたくないような人間になっちまったなと、思ってしまった。
しかし悲観することなかれ。
そんな焦燥なんて目に入ったゴミみたいなもんだ。
ひと拭きで取れるようになった。
明日も明後日もきっと暑い。
暑さを吹き飛ばすような情熱はもう取り戻せないのかな。
退屈だな。